目覚めよ!その魂!

tamizo2008-01-31


 去年の12月末にサイパンに行ったときの話です。一昨年と同じくマリアナリゾート&スパに宿泊したのですが、そのホテルにはレーシングカート用のコースがあります。一昨年走ってみて、レーシングカートの速さにびっくりしたのですが、去年もまたチャレジしてみました。到着して2日目に2回乗り、あいかわらずのスピードに翻弄されました。しかし、楽しいというか、高揚感が忘れられません。ラップタイムが1/1000秒単位で測定されるのですが、わたしのタイムはだいたい1分20秒前後で中級クラスよりちと遅いということです。


 こんな感じのデータがもらえます。


 最初はこんなタイムでした。


こんな感じで走っています。


 もっと乗ってみたいな〜と思い、一日乗り放題のプランがあるのですが、それをやってみたくなりました。丁度誕生日も重なっていたので、気の済むまでやっても良いという許可をもらい、乗り放題のプランでほぼ半日やってみました。目指すは上級タイムの1分05秒前後です。何回も同じコースを走っていくうちにだんだんとアクセルを緩めるコーナーが少ないことに気がついてきます。長いストレートの後もブレーキングは一切せず、コース取りだけでコーナリングしていきます。アクセル全開で飛び込むコーナーのスピードに凄い興奮を覚えます。


 また、次のコーナーをどうやって入るかということ以外、何も考えることができない状態が続きます。とても純粋な気持ちで、悩みなど考えている暇がありません。考えることはそれだけ!凄く集中しています。野生がよみがえったような、俺は男だぜ!みたいなハンターのような気持ちになっていきます。日常生活でこれほどの高揚感は最近感じたことがありませんでした。


だいぶタイムが縮まってきました。


 コーナーは全部で18箇所程度。ほとんどのコーナーがアクセル全開で曲がれます。何回か走行した後、サーキットの人に走り方を教わりましたが、ブレーキポイントは一箇所だけで、あともう一箇所、アクセルを放すだけのコーナーがあり、あとは全開だということでした。なるべく教わったとおりに走るのですが、やはり何箇所かでアクセルを多少緩めないと曲がれないコーナーがあります。コース取りが悪いのか、マシンが流れそうになるのでカウンターを当ててしまい、コーナーでの立ち上がりが遅くなります。無理をするとスピンしてしまいます。


 好タイムを出すべく頑張っています。


 カートは凄い振動でハンドルを持つ手に力も入ります。素手でしたので、両手のひらにマメができてしまい、コーナー時のGが凄いのであばら骨の部分がカートのシート(プラスティックで固い)にガンガンぶつかり痛いです(汗)しかし、段々目標タイムに近づいてきます。サーキットの人に聞いたところ、このマシンでの最速ラップタイムは59秒位だそうです。サーキットの人は1分2秒程度で走るけどそれじゃ遅いんだよと言っておりました。なんとか1分を切りたいと頑張りましたが、手の豆から血も出てくるし、タイムも伸びなくなってきました。


 今日の最高のラップタイムです。1分4秒772です。手が限界で全体のラップタイムは落ちています。


 タイムが伸びなくなってくるとさすがに集中力も途切れてきて、手も痛いし、脇もあざができてしまって(アホです)ちょっと痛いし、フルフェイスのヘルメットをかぶっていたので汗だくです。なので頃を見て終了しました。結局、13回やりました。だいたい1回7周くらいなので、91周したことになります。一周が1分10秒として、1時間42分走ったことになりますか。これだけ走ると、それなりのタイムも出たしかなり満足感がありました。


 12歳以上でないとこのカートには乗れないので、小学生以下のお子さんはブルーカートという二人乗りのカートになります。これはのんびりしたものです。

ブルーカートです。


 カートをこんなに乗ったのは初めてでしたが、この高揚感は他では得られません。もしかするとこれがモータースポーツの醍醐味なのかも知れません。今年はバイクかカートかわかりませんが、日本でもぜひサーキットを走ってみたいと思っています。そしていつか機会があれば、F.R.Cの皆さんと一緒にサイパンを訪れ、レンタルバイクに乗って、ノンビリしたり、酒を飲んだり、サーキットで遊んだりしてみたら面白いのかな??などと思ったサイパン旅行でした。